レモンマリーゴールドは、キク科マンジュギク属の多年草で、宿根マリーゴールド、タゲテス・レモニーとも呼ばれます。
多くのマリーゴールドは一年草ですが、レモンマリーゴールドは多年草なので、植えっぱなしでも毎年花を咲かせます。
マリーゴールドと比べて、草丈は高く、花や葉は小さい品種。
キバナコスモスやウィンターコスモス(ビデンス)にも似ている花で、鮮やかな黄色の花をたくさん咲かせます。
葉からは、マリーゴールド特有のよい香りが漂いますよ。
レモンマリーゴールドの特徴や様子
花が少なくなる11月に咲き誇るレモンマリーゴルド。
レモンマリーゴールドの特徴
レモンマリーゴルドは、キク科マンジュギク属の半耐寒性多年草。
原産地は北アメリカ、メキシコで、標高1200~2400mの山岳地帯の渓谷などを中心に自生していることからマウンテンマリーゴールドという名もついてます。
背の高い多年草のマリーゴールドで、年々大きく育ち、経年と共に茎が木質化します。
開花時期は5~11月。
枝先に3cm程の黄色の頭花をつけます。
葉にはマリーゴールドの香りにレモンが足されたような独特な香りがあり、ハーブとしても利用されています。
また、ナメクジやセンチュウ害虫忌避効果があり、コンパニオンプランツとして植えられることもあります。
名前の由来は、マリーゴールドの仲間で葉にレモンの香りがあることから。
暑さや寒さに強く、関東地方以南では植えっぱなしで大きく育つ、宿根草のマリーゴールドです。
※レモンマリーゴルドは、「タゲテス・レモニー」とも呼ばれますが、開花時期が長くコンパクトにまとまるタイプ改良された、「タゲタスゴールドメダル」という品種もあります。
科・属名 :キク科・マンジュギク属
原産地:北アメリカ、メキシコ
別名:タゲテス・レモニー、宿根マリーゴールド、マウンテンマリーゴールド、
草丈:30〜150㎝
開花時期:5~11月
花言葉:「健康」「可憐な愛情」
レモンマリーゴールドの様子
キバナコスモスに似ていますが、近寄るとマリーゴールドの独特な香りがします。
よく見かけるマリーゴールドと比べると、背が高く茂っていて木のようにも見えます。
草丈は50~150cmほど。
花は小さめで、枝先に3cm程の黄色の頭花をつけます。
キク科特有の花で、黄色い舌状花と中心部のオレンジの管状花(筒状花)から成ります。
舌状花は8枚、中央の筒状花は多数。
葉は羽状複葉で茎に互生し、小葉は細楕円形で縁に鋸歯があります。
葉には強い香りがあり、ハーブティーとしても利用されます。
マリーゴールドと柑橘系が混じったような、ちょっと独特な香りですが、明るく爽やかな気分にさせてくれる香りです。
半低木性多年草と呼ばれることもあるようで、秋には春に成長した軸は木質化しています。
寒くなって花が咲かなくなったら、バッサリと切り戻してあげると、翌春また新しい葉が元気に芽吹きます。
レモンマリーゴルドの根の分泌液には、線虫のネマトーダやナメクジを寄せ付けない効果があるそうです。
他の草花を元気に育てるのにも役立つそうですよ。
レモンマリーゴールドの育て方
暑さや寒さに強く、関東地方以南では植えっぱなしで育つ強健な宿根草。
耐寒温度は-10℃程度。
- 栽培環境
日当たりが良く、水はけの良い場所が適しています。
土質は特に選びません。
生育旺盛なので、鉢植えの場合は大きめの鉢で育てます。 - 水やり
庭植えの場合は、基本的に雨に任せます。
鉢植えの場合は、用土が乾いたらたっぷりと与えます。 - 肥料
鉢植えの場合は、春の4月~5月、秋の9月頃に緩効性化成肥料を置き肥。
多肥な環境になると背丈が大きくなり葉ばかりが茂ります。 - 増やし方
挿し木、種まき。 - 病虫害
特になし。