まだ寒い季節、百花に先駆けて咲く梅の花。
梅の花のお花見は、春の到来を感じさせてくれる嬉しいひと時。
優しい色合いと爽やかな芳香は、早春のイメージにぴったりです。
桜のお花見も待ち遠しいですが、平安時代ごろまでは「梅」が花見の主役だったそうですよ。
福岡には、梅の見どころがたくさんあります。
可愛い梅のお花見へお出かけしませんか。
目次
福岡の梅の名所
梅は、バラ科サクラ属の中の更に分かれたスモモ亜属の花木です。
「花よし、香りよし、果実よし」と三拍子揃った花木。
しかも「松竹梅」と並べておめでたいもののひとつともされています。
梅は開花期間が長く、早咲きの品種では2か月、普通の品種でも1か月半ほど咲き続けます。
福岡でも梅のお花見は、場所や品種によって異なりますが1月下旬から3月下旬まで楽しめそうです。
舞鶴公園
『舞鶴公園(まいづるこうえん)』は、天神から歩いて15分のところにある福岡城の本丸址を中心とする四季折々の花が楽しめる市民の憩いの場所。
白、ピンク、赤などのさまざまな梅が植えられており春の訪れを知らせてくれます。
- 約350本
- 見頃は1月下旬~2月下旬
お問い合わせ:092-781-2153
開園時間:4月~9月 9:00~19:00
10月~3月 9:00~18:00
アクセス:🚗都市高速「天神北ランプ」「西公園ランプ」より約3キロ
🚃「赤坂」「大壕公園」下車 徒歩8分
🚌「福岡城・鴻臚館前」「福岡市美術館東口」「大手門・平和台陸上競技場入口」下車 徒歩5分~8分
HP:舞鶴公園
太宰府天満宮
『太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)』は、太宰府市に位置する学問・文化の神、菅原道真を祀る天満宮の総本宮です。
境内にあるご神木「飛梅」(とびうめ)を始めとし、全国から「献梅」とし捧げられた数多くの梅が咲きます。
極早咲・早咲・本咲・遅咲・極遅咲とあるのでながい間梅を楽しめます。
参道もとてもにぎやかで、老舗のお土産屋からカフェまで、さまざまなお店が軒を連ねています。
名物「梅ヶ枝餅」は一度は食べたい。
- 約6000本(197種)
- 見頃は2月上旬~3月下旬
※ 梅の時期には、イベントが多数あります。
お問い合わせ:092-922-8225(9:00〜17:00)
アクセス:🚗太宰府I.Cから約6Km(約15分)
🚃西鉄太宰府線「太宰府駅」から徒歩約5分
HP:http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
仙凡荘
『仙凡荘(せんぼんそう)』は、北九州市若松区に位置する此口貞雄夫妻が余生を楽しむためにつくった自然庭園です。
約3万坪の敷地には、さまざまな植物を植えられ整備されています。
此口夫妻没後、荒れていたので地元の人々が中心となって結成した「仙凡荘友の会」が、昭和60年頃から植梅運動を始めました。
仙凡荘の名前の由来は『自然に美を最大限に生かした美観に、仙人も凡人も我を忘れて遊ぶ』とのことだそうですよ。
- 約1000本
- 見頃は2月上旬~3月上旬
白木谷梅林
『白木谷梅林(しらきだにばいりん)』は、北九州市の白木貯水池のそばにある梅林。
造園業者(樹木医)さんが所有管理しています。
山里を背景にした草木川沿いには、純白の「白加賀」や深紅の「サツマ紅梅」など約30種類の梅が咲き誇ります。
- 約1200本
- 見頃は2月中旬~3月上旬
お問い合わせ:093-642-1441(八幡西区役所 総務企画課)
アクセス:🚗北九州都市高速道路「小嶺」ICより国道211号線経由15分
🚌西鉄バス「新石坂」下車・徒歩約40分
HP:白木谷梅林の詳細
三岳梅林公園
『三岳梅林公園(みつたけばいりん)』は、北九州市小倉南区の辻三地区の山手の麓にある約1 ヘクタールの公園。
かつて護聖寺の茶園だった土地に、昭和天皇ご成婚記念として地元の人々が梅を植えたのが始まりです。赤、白、ピンクの梅の花が咲き誇る梅の名所ですよ。
- 約350本(12品種)
- 見頃は2月下旬~3月中旬
毎年2月下旬の日曜日には「三岳梅林梅祭」が開催されます。
お問い合わせ:093-582-2460(北九州市建設局みどり・公園整備課)
入園料:
開園時間:
アクセス:🚗九州道小倉南ICから県道61号経由4km15分
🚌西鉄バス「中谷」よりタクシー約15分
HP:三岳梅林公園の詳細
梅安天満宮
『梅安天満宮(うめやすてんまんぐう)』は、中間市の県道98号線沿いにある菅原道真公をお祀りする神社です。
高台に境内があり、道路沿いの斜面にはたくさんの梅の木が植えられ、紅白の美しい梅の花が咲き誇ります。
- 約300本
- 見頃は1月下旬~2月中旬
お問い合わせ:093-245-4665
アクセス:🚃筑豊電鉄 東中間電停から徒歩7分
神宮院 高座石寺
『神宮院 高座石寺』は、香春岳のふもとに佇む閑静なお寺で、最澄(伝教大師)が開基、創建した天台宗の霊跡です。
野生の猿と梅の名所として知られています。
境内には、福岡県の天然記念物に指定されてる推定樹齢約800年の大銀杏も見所です。
- 約800本
- 見頃は2月下旬~3月上旬
3月の第一日曜には「ふる里かわら梅まつり」を開催。
お問い合わせ:0947-85-8035(香春町観光協会 )
開園時間:
入園料:
アクセス:🚗小倉ICより約20分
🚌西鉄バス「神宮」より徒歩10分
🚃JR日田彦山線 香春駅より徒歩25分
HP:神宮院
鎮国寺
『鎮国寺(ちんこくじ)』は、宗像市にある真言宗のお寺です。
弘法大師(空海)が「この地こそは鎮護国家の根本道場たるべき霊地」とのお告げを聞き、屏風山鎮国寺と号したそうです。
四季折々の花と自然が楽しめるお寺です。別名「花の寺」とも呼ばれています。
- 約100本
- 見頃は1月上旬~2月下旬
綱敷天満宮
『綱敷天満宮(つなしきてんまんぐう)』は、県立筑豊自然公園の中にある大宰府と同じく菅原道真を祀る天満宮。
「西山宗因筆連歌懐紙」「小笠原家奉納和歌集」などが奉納されています。
社殿の周辺には美しい梅が植えられています。
- 約1,000本
- 見頃は2月中旬~3月上旬
2月中旬~3月上旬に「しいだ梅祭り」が開催されます。
書画や歌会、茶会などが行なわれます。
お問い合わせ:0930-31-0306(NPO法人築上町観光協会 )
アクセス:🚗東九州自動車道 椎田ICから車で約10分。
🚃JR椎田駅から徒歩で約10分
HP:綱敷天満宮の詳細
大法白馬山梅林公園
『大法白馬山梅林公園』は、嘉麻市と田川市の境目、大法白馬山のふもとに広がる梅林公園。
鹿児島紅梅」、「豊後梅」、「南高梅」、「林州梅」、「信濃小梅」、「信濃大梅」、「鶯宿梅」などの品種が植えられています。
見頃の時期は、湯茶のサービスや減塩梅干等の販売などがあります。
- 約1000本
- 見頃は2月中旬~3月中旬
※ 3月第1日曜にはイベントが開催されます。
お問い合わせ:0948-53-1369(観梅期間中のみ)
アクセス:🚗小郡ICより約50分
🚌西鉄バス下山田小学校前バス停から徒歩15分
HP:大法白馬山梅林公園の詳細
小富士梅林
『小富士梅林(こふじばいりん)』は、糸島市志摩町の中央にそびえる可也山の南側山麓に広がる梅林。
江戸時代に飢饉をしのぐため植えられたといわれる古木1000本と、
戦後農家の収益のために植えられた新木2000本が植えられています。
- 計約3000本
- 見頃は2月下旬~3月上旬
八木山高原花木園
『八木山高原花木園(やきやまこうげんかぼくえん)』は、飯塚市の丘陵地に位置する6万平方mの広大な花木公園です。
梅をはじめ、紫陽花、ツツジ、キンモクセイ、紅葉など四季を通して楽しめます。
- 約1500本
- 見頃は2月下旬~3月上旬
毎年2月には「観梅会」が開催されます。
お問い合わせ:0948-22-5500(飯塚市商工観光課)
アクセス:🚗九州道福岡ICから国道201号経由約25分
🚃JR新飯塚駅から車で約30分
HP:八木山高原花木園の情報
御座敷梅林 青輝園
『御座敷梅林 青輝園(おざしきばいりん せいきえん)』は、みやま市山川の観光スポット。
古代紅鶯宿、数百品種の花梅盆栽、数千鉢の盆栽等を所有する、梅・松の博物館。創業江戸中期の盆栽庭園です。
150畳の座敷と約2000坪の庭園には、見応えがある多数の盆栽が並んでします。
- 約300鉢
- 見頃は2月上旬~3月上旬
1月下旬~3月上旬に「御座敷梅林観梅会」が開催されます。
昭和初期に建てられた古民家に、樹齢60~300年の花梅盆栽300鉢が展示されます。
お問い合わせ:0944-67-0525
入園料:御座敷梅林観梅会(1~3月)500円
開園時間:AM 9:00~PM 5:00
アクセス:九州自動車道みやま柳川ICより車で5分
JR瀬高駅よりタクシーで10分
HP:http://www.seikien.com/
谷川梅林
『谷川梅林(たにがわばいりん)』は、八女市立花町の谷川地区一帯、なだらかな丘陵斜面に広がる梅林です。
九州における「梅の三名園」のひとつに数えられています。
- 約30000本
- 見頃は2月中旬~2月下旬
『夢たちばな観梅会』が開催されます。
イベントやワイン試飲販売、地元特産品・農産物販売などが楽しめますよ。
また、ワインセラートンネル内の「竹あかり幻想の世界」は、約3000本の竹灯ろうが幻想的な世界を彩ります。(ワインセラー内は有料)
開催日:令和5年2月18日(土)19日(日)23日(祝日)25日(土)26日(日)
ワインセラー内竹あかり幻想の世界:10時~16時
お問い合わせ:0943-37-1055 (立花町観光協会)
アクセス:🚗九州道「広川」ICより国道3号線経由約20分
🚃JR「羽犬塚」駅よりバスで30分
HP:http://tachibana-kankou.jp/
梅林寺
『梅林寺(ばいりんじ)』は、久留米駅から徒歩5分の距離にある臨済宗妙心寺派の寺で、九州の代表的な修業道場として知られています。
寺宝は六百余点を数え、絹本著色釈迦三尊像(重要文化財)のほか、尾形光琳の富士山の図、長谷川等伯の屏風、狩野が描く襖絵なども収蔵されています。
隣接の外苑は、梅林の名にふさわしく梅花が風情を競い、市民の憩いの広場となっています。
- 約500本(約30種)
- 見頃は2月下旬~3月上旬
梅林寺外苑にある喫茶「ティーハウス梅苑」が、梅の開花の時期に合わせてオープンします。
久留米絣の商品や久留米市内の菓子店のお菓子なども販売されます。
お問い合わせ:0942-32-2565
アクセス:🚗九州自動車道久留米I.Cより車で約20分
🚃JR久留米駅から徒歩5分
🚌「久留米駅」より(40)番利用、「梅林寺」バス停下車
HP:梅林寺の情報
梅の木街道
『梅の木街道』は、柳川市七ツ家、県道767号沿い慶長本土居跡に沿って約1kmほどの道沿い並ぶ梅の木の並木道。
歩道や水車小屋、屋根の下のベンチなどをが設置され、ウォーキングやマラソンコースにもなっています。
- 約200本
- 見頃は2月中旬~2月下旬
見ごろにあわせて「七ツ家梅の木街道公園梅祭」が開催されます。