蓮(ハス)は、7月~8月にかけて咲く夏の花、水辺に咲く美し花です。
泥の中からすっと美しく伸びる姿かたちは気品があり、
どこかしら不思議な感じもする花ですよね。
アジサイの季節が終わるころ、
次は、ハスの花を見に行きたいと思ってる人もいるのではないでしょうか。
暑い季節になりますが、きれいなハスのお花見へ出かけませんか。
目次
ハスの見頃や特徴、九州の名所やみどころ お祭り
ハス(学名:Nelumbo nucifera 英名:Lotus)
キンポウゲ目スイレン科の多年性の植物。
ハスは、水生植物で地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出し、直径10~20cmくらい淡紅色・白色・紅色の美しい花を咲かせます。
花床は花のあと大きくなり、蜂の巣状になって種が出来ます。
秋になると地下茎の先端部が大きくなり、レンコンとして食用にされます。
(食用レンコンはこの根茎を食べるために品種改良されています。鑑賞用のレンコンは小さい。)
蓮の花は早朝に開き、午後になると閉じていき、翌朝また開きます。
これを3~4日繰り返して散っていきます。
なので、午前中に見に行くのがおすすめです。
あまり遅い時間に行くと『つぼみばかり・・・』ってなるかもしれませんよね。
蓮の名前の由来は、『花床の蜂の巣状』⇒『ハチス』、
平安時代に『ハス』と呼ばれるようになったそうです。
福岡県 白野江植物公園
北九州市門司区にある『白野江植物公園(しらのえしょくぶつこうえん)』
周防灘(すおうなだ)に面した丘陵にある、緑豊かな自然に囲まれた四季折々の花木を楽しめる植物公園です。
園内入口広場には、7~8月にかけてハス30品種80鉢が展示されます。
湿性園では、ハスやオモダカ、ポンテデリア、ハンゲショウなどの花が、夏の水辺の彩りを観察できます。
住所:福岡県北九州市門司区白野江2丁目
お問い合わせ:093-341-8111
開園時間:9:00~17:00 (※入園は16:30まで)
休園日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 (※2~6月、9~11月は毎日開園)
入園料:一般200円 小中学生100円 団体160円(20名以上)
駐車料:普通車300円/日
アクセス:🚙北九州都市高速春日出口より約8分
🚌JR門司駅から20分「白野江2丁目」下車、徒歩約2分
福岡県 舞鶴公園
福岡市、天神から徒歩15分程にある『舞鶴公園(まいづるこうえん)』
福岡城址・鴻臚館(こうろかん)跡がある歴史と憩いのセントラルパークです。
花見の名所、桜の名所でも有名な場所です。
7月下旬~8月中旬
お堀に咲くたくさんの美しいハスを見る事ができます。
お問い合わせ:092-781-2153
園内駐車場:141台・2時間300円※以後1時間150円
アクセス:🚙福岡都市高速西公園出入口から3km10分
🚃地下鉄赤坂駅・大濠公園駅より徒歩8分
熊本県 古代ハス園
山鹿市にある『古代ハス園』
県立装飾古墳館隣接の鹿央古代の森交流施設「里やま」、鹿央物産館周辺。
2千年前のハスといわれる大賀ハスをはじめ、約15種類のハスを鑑賞できます。
6月下旬~8月上旬頃に見頃を迎えます。
同時期に『鹿央里やま蓮まつり』が開催されます。
大分県 石仏公園ハス畑
臼杵市にある『石仏公園ハス畑』
国宝臼杵石仏近くに広さ4400㎡のハス畑があります。
「仏の里には蓮が似合う」と平成12年に植えられたハスの花、
はじめは一枚の休耕田だったハス畑が今では五反の敷地に植えれています。
見頃を迎えると『石仏の里蓮まつり』が開催されます。
2022年蓮まつりイベント
7月18日(月)18時~ ゆうはすの唄
23日(土) 6時~ クリスタルサウンド
24日(日) 6時~ スチールパン演奏/7時~ 太極拳演舞
31日(日) 6時~ おとのわコンサート
【開催場所】国宝臼杵石仏周辺
お問い合わせ:0972-64-7130(臼杵市観光情報協会)
アクセス:🚙JR臼杵駅から車で20分(臼杵ICより車で5分)
🚌JR臼井駅⇒臼杵交通バス(三重町行き20分)⇒臼杵バス停 下車すぐ
臼杵観光協会のHPで石仏の里蓮まつりの情報が見れます。
大分県 宇佐神宮
国東半島、宇佐市にある『宇佐神宮(うさじんぐう)』
八幡宮の総本社でもある宇佐神宮では、約1万株のハスを鑑賞できます。
花宇佐神宮の大鳥居をくぐると、右手に宝物館があり、その手前の「初沢の池」には一面に広がる「原始ハス」があります。
原始ハスは、生駒山麓の湿地帯に昔から自生していると言われ、古事記の歌の中にも登場したことから、2,000年以上前より変わらぬ姿で咲き続けていたと言われています。
お問い合わせ:0978-37-0001
アクセス:🚙宇佐ICから約15分。(国道10号線に出て別府方面)
玖珠ICから1時間。(国道387号線を宇佐方面)
🚃JR日豊本線「宇佐駅」下車。宇佐駅から宇佐神宮まではバス・タクシーで約10分
大分県 千町無田水田公園
九重町くじゅう連山の麓にある『千町無田水田公園(せんちょうむたすいでんこうえん)』
田地帯の休耕田を利用した広さ約1・8haの水生植物園です。
九重連山を背景に見渡すかぎり水田地帯、5月中旬から9月下旬にかけて期間限定で開園しています。
7月上旬はハスを鑑賞できます。
広大な池の中には、鯉やメダカ、ドジョウなども生息していているそうですよ。
お問い合わせ: 080-5274-4919
入園料:大人350円 中・高校生 200円、小学生以下 無料
開園期間 5月中旬~9月下旬 (無休)
開園時間 午前7時~午後6時
アクセス:🚙大分道九重ICから車で約30分
佐賀県 聖光寺 二千年ハス
多久市にある『聖光寺(しょうこうじ)』
1570年、竜造寺長信が梶峰城入城に際し鬼門の位置に建てた神仏混合の寺院で、多久聖廟の近くにあります。
「二千年ハス」は、別名大賀ハス。
見頃は6月下旬の予想で、7月下旬まで。
大賀ハスは、1951年、千葉市の泥のなかから見つかった約2千年前のハスの種を、植物学者の大賀一郎博士が開花させたものの子孫だそうです。
大賀ハスと王子ハスの交雑種、「舞妃連(まいひれん)」も咲いています。(舞妃連の見頃はお盆前ごろまで)
毎年、『二千年ハス 観察会』が開催されています。
お問い合わせ:0952-74-2502(多久市観光協会)
アクセス:🚃JR多久駅からタクシーで10分
🚙長崎自動車道多久ICから車で武雄方面に20分
佐賀県 千栗土居公園
佐賀県三養基郡みやき町にある『千栗土居公園』(ちりくどいこうえん)
3000坪という広い敷地内に約9700平米の蓮池があります。
食用のハスが植えられていて、7月下旬から8月中旬になると大輪の花を咲かせ、ハスの名所として親しまれています。
その蓮池の南側約200平米の池では、6月下旬から8月初旬にかけて「二千年ハス」と「舞妃蓮」が鑑賞できます。
佐賀県 佐賀城公園
佐賀市の中心部にある『佐賀城公園』
日本の歴史公園100選にも選ばれてる佐賀城跡にある総合公園です。
「佐賀城公園南堀」には、たくさんのハスが植えられています。
風情のある景観とマッチした美しいハスの花を見る事ができます。
問い合わせ:0952-22-5047
アクセス:🚙長崎自動車道佐賀ICから車で約25分
🚌佐賀駅バスセンターの3番のりばから佐賀城跡線に乗車、約10分
🚃JR佐賀駅南口から徒歩25分
佐賀県 吉野ヶ里歴史公園
佐賀県神埼郡の『吉野ケ里歴史公園(よしのがりれきしこうえん)』
約104haの広大な敷地の中に、日本最大級の規模の弥生時代の環濠集落跡の保存がされていて、暮らしの風景が再現されています。
世界最古の花・生命の復活と言われた「大賀ハス」が栽培されています。
弥生時代と同じような風景の中でハスを鑑賞できますよ。
開園時間:9:00~17:00 (※6月1日~8月31日は18:00まで)
入園料:460円(15歳以上) 中学生以下 無料 シルバー(65歳以上)200円
駐車料:普通車310円/日
お問い合わせ:0952-55-9333
開園時間:9:00~17:00 (※6月1日~8月31日は18:00まで)
入園料:460円(15歳以上) 中学生以下 無料 シルバー(65歳以上)200円
駐車料:普通車310円/日
アクセス:🚙長崎自動車道東背振ICから車で5分
🚃JR吉野ヶ里公園駅より徒歩10分
長崎県 唐比ハス園
諫早市森山にある『唐子ハス園(からこはすえん)』
のどかな景色が広がる唐比湿地公園。
約2ヘクタールのハス池には、13種類のハスと12種類のスイレンが植えられています。
蓮の一番の見頃である7月上旬には、毎年「唐比蓮祭り」が開催されます。
整備された木道があり、まじかで様々な種類のハスやスイレンが鑑賞できます。
アクセス:🚙諫早駅から車で約30分。
🚃JR諫早駅から島原鉄道(各停島原外港行)乗車約19分、諫早東高校前駅下車タクシーもしくは車で約12分。
長崎県 島原城
島原市にある安土・桃山様式の壮麗な面影を残す『島原城』
有明海を臨む雲仙岳(うんぜんだけ)の麓(ふもと)に位置している、桜、ツツジと花の名所であるお城です。
島原城の東堀端(大手門側)には、蓮は酔妃蓮(すいひれん)、
西堀端の蓮池には、ソクヒレンやマコトバス・キバナハスなどのハスが植えられています。
毎年『レンコン掘り大会』が催されます。
宮崎県 湖水ヶ池公園
宮崎県児湯郡にある『湖水ヶ池(こみずがいけ)』
周囲おおよそ1km,南北に長く延びた面積7haの池一面が、白い蓮の花でおおわれます。
約300年前、第7代高鍋藩主:秋月種茂公が良質品種であった大和産のレンコンを栽培させたのが始まりと伝えられています。
見頃には、『ハスの花まつり』が開催されます。
ここで採れるレンコンは、『水神様のレンコン』といって粘りがあって、糸を引き、ホクホクな食感だそうです。
アクセス:🚃JR日向新富駅から徒歩で20分
鹿児島県 鶴丸城跡
鹿児島市内にある『鶴丸城跡(つるまるじょうあと)』(別名:鹿児島城)
薩摩藩77万石という島津氏の居城で、現在は本丸と鹿児島の歴史資料を展示する黎明館が建っています。
お堀には、たくさんの蓮が咲き誇ります。
鶴丸城の正門、「御楼門」に向かう石橋と石垣を背景に咲く様子は、絵になる、素晴らしい景色とも・・・鶴丸城の蓮の花
お問い合わせ:099-222-5100(鹿児島県歴史資料センター黎明館)
アクセス:🚙九州道鹿児島北ICより国道3号、10号経由6km15分
🚌JR鹿児島中央駅→周遊バスカゴシマシティビューにて、薩摩義士碑前下車
沖縄県 ビオスの丘
沖縄本島中部、うるま市にある『ビオスの丘』
約7万5千坪の広大な敷地内に、四季折々の沖縄の植物が生い茂る巨大な植物園です。
ビオスの丘の天染池(てぃんずみぐむい)では、ハスの花が一面に咲きほこります。
湖畔には湿地帯に生息するサガリバナも見られるそうです。
イベント「蓮の饗宴」では、蓮にちなんだ料理やお菓子などのふるまいなどがあります。
お問い合わせ:098-965-3400
入園料:大人(中学生以上) 900円/小人(4歳~小学生)500円
営業時間: 9:00〜18:00 ※入園 17:00まで
アクセス:🚙那覇空港から 車(一般道)で約 1時間10分
沖縄自動車道 : 石川ICから 車(一般道)で約 15分
沖縄県 東南植物園
本島中部の沖縄市にある『東南植物園』
亜熱帯の植物が生い茂る総面積約40万平方メートルもある大きな植物公園です。
『思いやりの湖』は県内最大級のハス池で、白色系のペリーズ・ジャイアント・サンバーストと桃色系の蜀紅蓮(ショッコウレン)の2種類の蓮が池一面に大きく広がります。
見頃には、『連 睡蓮まつり』が開催されます。
台湾朝食、蓮の体験コーナーなどを楽しむ事が出来ます。
お問い合わせ:098-939-2555
入園料:大人 1,500円/高校生 1,000円/小中学生 500円/6歳未満無料
営業時間:月~木9:00~18:00(最終17:00)/ 金9:00~22:00(最終21:00)/ 土6:30~22:00(最終21:00)/ 日6:30~18:00(最終17:00)
アクセス:🚙那覇空港から 車(高速道路)で約 50分 沖縄自動車道経由 沖縄北IC下車
🚌那覇方面から 那覇バスターミナルより90番に乗車「農民研修センター前バス停」で下車後、徒歩約20分。